vol.31 「読めない印刷物」? 文字に色指定をする際の注意点

2014/11/20


「読めない印刷物」? 文字に色指定をする際の注意点

カラーの印刷物では様々な色指定を行います。今日のグラフィックワークのデジタル化によって、デザインとしてあらゆる色彩をソフトの機能で楽しく簡単に指定できるようになりましたが、「文字」に対する色指定をする場合には注意すべき「大きな落とし穴」があります。下記の事例を参考に、印刷物がどう仕上がるかを確認し、正しい色指定をすることでリスクを回避し、読みやすい紙面づくりをしましょう。

◆チェック事項…指定した色の本当の色を確認しよう。

指定した色はモニター画面やプリンターの個体差で実際に指定した色より濃く表現されることが多くあります。ところが印刷を依頼して出来上がってくると「薄すぎて読めない」などのトラブルが発生することがあります。文字への色指定がある場合は必ずインキメーカーのカラーチップなと、で、確かめる、依頼するプリントショップや印刷会社の営業担当者や技術者に「この色指定で印刷しでも問題が無いか」の確認をしましょう。


◆こんな色は要注意! 色彩領域と文字の読みやすさ比較

濃くしっかりした色彩領域の色指定…読みやすく文書としても問題が無い

パステル調など淡い色彩領域の色指定…読みにくく印刷物として成立しない


*POINT*
文字、特に小さな文字や長文への色指定は要注意! 読みやすい印刷物を作るために必ず印刷結果の事前確認をしましょう。



この記事はミラテックマンスリーリポートvol.5より抜粋しています。