vol.3 デザインセオリー・色彩セオリーを元に論理的な制作をすることが大切

2013/4/2


印刷物とは「文字、写真、イラスト、飾り、色彩」のレイアウト、配置を人間の感覚器に一つ「視覚」にキャッチして頂くことで、「発信したい情報を視覚的に伝達する手段」であるといえます。


また、印刷物をしっかりと見て頂けるかどうかは最初の数秒で決まっていると言われます。つまり、印刷物は見た瞬間に「有益な情報だ」と思ってもらえなければせっかく努力して創った印刷物でも実際には見て頂けないまま捨てられてしまう可能性がとても高いのです。

「レイアウト」はその起源と発達からも大変重要なものであり、また歴史上、聖書から始まり、大衆にもより読みやすく、わかりやすく、理解しやすいようにと文字の種類やサイズ、配置などを工夫することで、情報の共有から、素早い伝達、そして情報発信のより有効な手段へと進化していきました。
更に色彩が加わることで、視覚的効果がパワーアップし、より豊かな表現力という付加価値が生まれ、現代では紙媒体からWEBなどの媒体へのコネクションとしての役割を果たすまでに進化しています。

それほどレイアウトは重要なものなのですが、良いレイアウトは決して一部のクリエイターにしかできないものではありません。
私たちは感覚的と言われるグラフィックデザインやレイアウト編集を論理的に行います。そしてお客様にも十分なご説明ができ、制作のコンセプトを元に方針をご賛同ただきながらモノづくりを進めてまいります。
デザイン、色彩の決定はドイツのバウハウスの時代から研究され、論理的に形成されたルールが存在します。デザイン・色彩は、感覚や好みで決定するものではなく、論理的なルールにより決定していくべきであり、それがお客様への品質保証にもなります。