vol.19 モノづくりと販売、梱包について

2013/5/27


弊社の商品はAmazonにて販売をさせて頂いております。

Amazonサイトを介してのご注文を頂いた際、ネット通販の担当者が丁寧に梱包しますが、商品はもちろん、梱包資材、ステッカーから伝票に至るまで絶対に誰も触ることはできません。梱包作業の際には白い手袋をした上での作業となります。

最初は「おおげさだな」と思っていましたが、梱包というのがどれだけ大切な作業であるかが、Amazonで購入した商品での出来事で身に染みました。

Amazonで購入した、販売店直送のある小さな電子機器が送られてきましたが、見た瞬間に「これはまずいな」と思う状態でした。電子機器であるにも拘らず茶封筒に入れて送られてきました。メール便だったのでポストに入っており、受け取りも当然ありませんでした。

さらに開封してもっと驚いたのは、パッケージの箱は平らにたたまれており、製品はエアクッションを一重にまいただけで封筒に同封されていました。細いプラスチック素材の部品はエアクッションも無くビニール袋のまま同梱されていました。

何故そんな梱包になったかというと、メール便で送る際の厚さ制限に収まるようにしたためです。

その製品はある楽器のチューナーでそもそも狂いやすい製品ですから、このような状態で、「壊れ物扱い」にもされていなかったため、どのような扱いを受けたかもわかりませんから残念でしたが返品を依頼しました。

確かにそのサイトの販売店は他社よりも300円から400円安い価格で販売されていましたので、その差額が送料という事になります。

過剰包装は環境にもよくないと思いますが、梱包をする理由は商品の保護なのですから、弊社も発想の際には梱包には十分気を付けないと、と改めて認識させていただく出来事でした。

特に紙製品は、はがき一枚でも、角が少し曲がっただけでもお客様は嫌な思いをされるかと思います。きれいで確かな梱包は本当に大切です。